Omoshiroが誕生した日 ― 「誰も取り残さない社会」を目指して
お知らせ・活動記録

2005年、私は精神保健福祉士として歩みを始めました。
病気や困難を抱える人たちの声に耳を傾け、共に笑い、共に悩みながら歩む日々。
その中で私が学んだのは、「人は誰しも、支え合う関係の中でこそ生きられる」ということでした。
2018年、私は「お母さんの相談サポート」を始めました。
経済的にも精神的にも孤立した家庭に寄り添う中で、20人の子どもたちと出会いました。
ヤングケアラー。家庭を支える子どもたち。
その中には、毎朝散らかった部屋からマスクを探して登校する子も、長い休校期間を納豆ご飯だけで過ごした子もいました。
「支援が届かない」現実を目の当たりにした瞬間でした。
「この子たちと、そのお母さんたちが、安心して笑える明日をつくりたい。」
その思いを胸に、2020年秋、一般社団法人Omoshiroを立ち上げました。
それが、私たちの始まりです。
私たちのビジョン
「面白がる」チカラで、ひとりひとりと社会を、つないでいく。
困難を抱える親子を孤立させない。
「できない」「難しい」と線を引くのではなく、
「どうすれば一緒に進めるか」を社会全体で考えられるように。
私たちは、“支援する人・される人”という垣根を超えた「共に生きる関係性」を育てています。
私たちのミッション
Omoshiroは、
◯ヤングケアラー支援(家庭訪問・相談・居場所づくり)
◯お母さんの生活・就労サポート
◯行政・教育機関・企業との協働プロジェクト
を通じて、地域の中に「親子が安心できるつながりの循環」をつくります。
活動内容の詳細は公式活動レポートをご覧ください。
今を、未来を、オモシロがる
「面白がる」という言葉には、悲しみや困難を否定しない優しさが込められています。
どんな状況の中にも、希望の芽を見つけ、誰かと笑顔を分かち合う。
そんな人が一人でも増えたら、きっと社会は少しずつ変わっていく。
私たちはこれからも、誰も取り残さない社会を目指して、
共に考え、共に歩み、そして共に“オモシロがる”挑戦を続けていきます。
一般社団法人Omoshiro 代表理事
勝呂ちひろ