このたび、精神疾患を抱えるお父さん・お母さんと暮らすこどもたちの居場所事業拡大に伴い、4月より居場所開放日を月3回(月曜日)増やす運びとなりました。
今回の居場所開放が実現した背景として、サポートいただいた独立行政法人福祉医療機構(WAM)さんの「子供の未来応援基金」、そして月1回のイベントに加えて場所を貸してくださる230cafeさん。改めまして、この場を借りて心より深く感謝申し上げます。
思い起こしてみれば、まだ桜も芽吹く前の昨年2月にググっと法人を立ち上げ・・・6月より精神疾患を抱えるお母さん・お父さんと暮らすこどもたちの居場所「Omoshiro秘密基地」イベントを開始しました。
3年近くのお付き合いがあったお母さんもいたとはいえ、イベント当日に本当にこどもたちが来てくれるのか、ドキドキしながら当日の朝を迎えたこと、今でも思い出します。
これまで月1回のイベントでは、
■あの時のあの子の話
■その後どうなったかなぁ・・・
■上手く伝えられたかな・・・
■困ってないかな・・・
成長スピードの速いこどもたちを横目に、私たちは次のイベントまでそんな思いを寄せる日々を過ごしていたわけですが・・・
これからは月に4回。
会えちゃいます!!
さらに新しいボランティアさんも加わり、新しい試みとしてスタッフによるこどもたちの送迎も開始しました。
これから出会うこどもたちとの時間もおもいっきり楽しんでいきたいと思っています。
4月4日、はじめての居場所開放日の様子
Omoshiro秘密基地では、トランプ遊びや秘密基地通信のイラスト作成、勉強や腕相撲など、それぞれの時間を大事にしているのですが・・・こんなエピソードが聞こえてきています。
帰り際に、行きつけの美味しいチーズカツを買いたいという男子。
あいにく売り切れで買えなかったのですが、どうやら早めの母の日サプライズだったようです。
初めて参加のまたまた男子。
人見知りで軽食の時はお茶しか飲めなかったけど・・・家に送るまでに持たせたおにぎりパクパク。
「次は、一緒に食べれると思うよー」と話してくれました。
ほっこりとするエピソードとOmoshiroらしい時間が、
こどもたちの思い出として、おまもりとして、
そして「生き抜く力」として・・・
大事に大切に積み重ねていけたらと思っています。